戦線#14 本の紹介

お客様の会社に訪問し、具体的な商談ではなく、挨拶目的の面談を1時間したとしよう

ここで果たすべき責任は「1時間分以上の価値を提供すること」だ

社会人であれば、みな時間はとても貴重な資源である

先方にとって、

「1時間をあなたに提供した結果、それに値するリターンがあったのかどうか」

は、あなたの大きな評価指標となる

「業種は異なりますが、~という工夫をされている会社がありまして、貴社でも応用できるのではないでしょうか?」

というような業績アップのヒントの提供ができればいいのだが、経験の浅い営業担当では難しいだろう。

そのような方にお勧めしたいのが「本の紹介」

多数出版されているビジネス書には当然ハズレもある。

ハズレを引いてしまうと、本の代金だけでなく、読むのに要した時間ももったいない。

ビジネス書選びのヒントを提供するのも、立派な価値だろう。

また、逆に先方のおすすめの本を聞き、後日読んだ感想を述べれば、きっと先方も喜んでくれる。

ここまでは「挨拶訪問だとしたら」という前提で書いてきたが、商談・提案でも同じことである。

「1時間を提供したに値する提案内容だったのか」

仮に失注したとしても

「いい提案だけど、今回はちょっと・・・」なのか「検討に値しない」のか

こちらにとっては失注に変わりなくても、先方にとっては

「1時間を提供したに値する提案内容だったのか」

は大きな問題だ。

商談にしても、雑談にしても、いただいた時間以上の価値を提供することを心がけよう。

「しあわせ企業づくり」のシステム屋、ハートビートシステムズ