製造業の棚卸

どの商品が、どこに、何個あるのか
棚卸はあたりまえの業務ですが、製造業の棚卸は複雑です。
完成品はまだしも、
・A工程まで完了している仕掛品は、単価をどう評価するか
・では、B工程まで完了している仕掛品はどうなのか

と、仕掛品の在庫金額の評価をしなければなりません。
「仕掛品の単価は、一律で販売単価の50%とする」
のような基準であれば、それほど大変ではないのですが、
できる限り、実際に発生した原価を反映させた単価を適用するとなると大変です。
また、棚卸の際、棚卸表を持って回り、実数をカウントしてそれを記入していくのが一般的ですが、棚卸表は現場(部門・工程)ごとに出力され、それぞれの数量は本体いくつあるべきなのかが棚卸表に記載されていると、棚卸作業が楽になり、ロスにその場で気づくことができます。

理論在庫数を記載した棚卸表

また、棚卸結果にも実数、評価額のほか、理論在庫数・帳簿在庫数(いくつあるべきだったのか)も記載されると、ロス、入力ミスが把握できます。

実際の発生原価に即した棚卸結果

ハートビートシステムズでは、在庫データのほか、作業実績データ、原価データをもとに
理論在庫数を記載した棚卸表を出力し
実際の棚卸数量から、それぞれの原価金額を算出します。
スピードはもちろんのこと、より正しく在庫金額をつかむ。
そんな製造業の棚卸を支援します。

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引当を考慮した在庫管理

販売管理、生産管理の付帯機能として、在庫管理機能があります。
(在庫管理単体でも使えますが)
商品を仕入れたり、生産したり、あるいは返品などの際は在庫数が増える。
逆に商品を出荷したり、製品を構成する部品として消費すると在庫数が減る。
在庫数が基準値を下回ると発注を促す。(要発注リストに記載される)
ここまではごく基本的な在庫管理ですが、ハートビートシステムズの在庫管理は「有効在庫」「引当」の概念も有しています。

例えば

「10個在庫があり、そこに3個注文が入ったが、まだ出荷していない」

というケースを考えると
・物理的に存在する数量は10個だが
・3個は予約済み(引当済み)
・使ってもよいのは7個
となります。

これをシステム的に表現すると
・実在庫数:10
・引当済:3
・有効在庫(使ってよい在庫):7
となります。

引当は、基本的に「受注済・未出荷」と「生産指示済・部品未消費」から成ります
(これ以外のケースもあります)
この「有効在庫」「引当」の考え方と「リードタイム」の概念を活用すると
「いつまでに何をいくつ発注(生産指示)しなければならない」
という要発注リスト、要生産リストを出力することができます。

なるべく在庫は持ちたくないが、在庫切れのチャンスロスも発生させたくない

実在庫をベースとした発注点管理はオペレーションの工夫により、アナログでもそこそこの管理ができます。
しかし、有効在庫をベースとした各種管理は、何かしらのシステムがほぼ必須となります。
在庫関連は上記のように書くとシンプルですが、細かい点(例えば、注文を受けて、在庫が足りなかったらどうするのか。OKとするのか、NGとするのか、警告にとどめるのか)は使う会社様によりマチマチです。

在庫検索画面の例

ハートビートシステムズは、貴社にジャストフィットの在庫管理の仕組みを構築します。

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販売管理(請求・入金・売掛)

受注~出荷・納品・施工~請求~入金(売掛管理)
の、いわゆる販売管理の紹介です。
販売管理を行うパッケージソフトは様々なものがあり、販売管理については特別な理由がない限りはパッケージソフトで十分だと思います。

・販売管理の前工程あるいは後工程の業務においても、何かしらをシステム化する
  ※ 前段階 : 受注にいたる案件管理・見積管理など
  ※ 後段階 : 部門別・担当別・顧客別の損益管理、協力会社などへの支払管理など

・生産管理、施工管理などと並行して販売管理を行う

・特別な伝票、管理帳票を必要とする

上記のようなケースのみ弊社の販売管理がパッケージソフトと比較して、コスト面も含めて有効に活用できるとおもいます。
販売管理としての機能はごく一般的なものとなりますが、いちおう販売管理を業務の流れとしてご紹介をさせていただきます。

1.受注登録
2.受注情報をもとに出荷・納品・引渡しの登録(売上計上)
3.納品書・売上伝票を発行
4.顧客別に設定した締め日にて、売掛残状況も記載した請求書を発行
5.入金登録(銀行振り込みについては、銀行の入出金データをインポート。手数料自社負担情報も入力)
6.定期的に売掛残状況をチェック
※ 在庫管理も行う場合は、上記に応じて在庫データも変動

受注登録画面の例
顧客別数量別単価設定画面の例
入金登録画面の例

機能としては一般的ですが、単価の管理や帳票書式はかなり柔軟な対応が可能です。
販売管理は現金商売でない限りはどこの会社でも軸となる基幹業務ですが、この業務の改善(より早く、正しく、楽に、綺麗に、安く)だけでなく、プラスアルファのマネジメントについても様々なご提案をいたします。

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