戦線#7 ネコにも気に入られろ?

これは私が客側で体験した話である。

モノを売ろうとすると、誰かしらの「決定権者」がいる。

例えば住宅営業の場合、決定権者は奥様であることがほとんどだ。

いくらご主人に気に入っていただいても、奥様が反対したらアウトである。

さて、以前私が引越をする際、引越費用の相見積をとるにあたり、A社、B社の2社の営業担当に

自宅に来ていただいた。(もちろん時間はずらして)

営業担当は2人とも特にマナーなどに問題があるわけでもなく、

出てきた見積りもほぼ同額だった。

自分としては、どちらに依頼してもよかったのだが、家内は

「B社にしよう」

と即答。

実は2人の訪問時、筆者は気にも留めないような小さな違いがあった。

わが家にはネコがいるのだが、

A社の営業担当が来たときには、ネコがあわてて隠れてしまい、その方が帰るまで出てこなかった。

しかし、B社の営業担当がきたときには、ネコは自分からその方にすりよっていったのだ。

しかも、

 「私、ネコ好きなんですよー」

と言いながら、筆者よりも上手にネコの相手をしていた。

それで家内は「ネコが選ぶなら間違いない」と言わんばかりに、B社を指名したのだ。

このケースは極端かもしれないが、

お宅に上げていただく営業担当にとっては、

  動物と上手くつきあうテクニックもバカにはできないでしょう。

「しあわせ企業づくり」のシステム屋、ハートビートシステムズ