特に4~5月は、電話をかけると
「はい、△△商事 新人の◇◇です」
と電話を受けさせる会社をよくみかける。
あるいは先日、営業の訪問アポTELがかかってきて、訪問を了承すると
「新人なんで、お手柔らかにお願いします」
と言ってきた営業がいた。
さて「新人なので・・・」にはどんな意図があるのだろう?
要するに
「至らぬ点があっても許してね」
に他ならないと思う。
いや、それはおかしいだろう。
電話にせよ、営業訪問にせよ、会社の顔として外部と接する以上、
至らぬ点などないよう、ちゃんと教育しておくのがスジだろう。
もちろん、教育したとしても入社して1、2週間でベテランと同じような対応を求めるのは酷ではあるが、
それでも社外に「許してね」を自ら求めるのはおかしい。
そんなことを求めなくても、相手は「この人新人だな、しょうがないか」と思ってくれるケースが大半だと思う。
ちなみに、先ほど例に挙げたアポをとってきた営業は、訪問の際20分遅刻して、それについて一言も詫びず、
お手柔らかも何も、話にならないレベルだった。
・会社としては新入社員に、できる限りのことを教育しておく
・新入社員としては恥をかいてもいいので、一生懸命取り組む
これらをやっておけば、決して悪いようにはならない。
さて、新卒の入社時の研修(ビジネスマナー、報連相など会社の基本)はできる限り高いレベルのものを受けさせておいた方がいい。
この研修で学んだことは、彼等彼女等が頭の中で「社会人のあたり前レベル」として無意識のうちに強くインプットされ、短期的にも長期的にもその差は大きい。
新卒の新入社員研修は決して価格で選んではいけない。質で選んでいただきたい。
少なくとも「あのときもっと安い研修に出しておけばよかった」なんてことには絶対にならない。